人気ブログランキング | 話題のタグを見る

川村奈菜さんの応援HP

ブログトップ

スタジオ サンメディア

 いよいよ3回目のコンサートを聴くことが出来ることになりました。場所は横浜青葉区にあるサンメディア、ここは天満敦子さんや諏訪内晶子さん達が無名に近い頃から活躍していたところです。オーナーのお話では、今年で18年の歴史を持つとか・・・、常連の方もたくさん集まっているようでした。
スタジオ サンメディア_a0039447_0364179.jpg




 チケットはアッという間に売り切れたようで、50~60名しか入ることのできない小さなサロンでした。しかし、聴く方にとってはこんな贅沢なコンサートはなかなかありません。ホールの作りはどちらかと言うと無響室に近い構造で、パンチングスタイルの壁面と、高い天井を持つことが特徴のようです。小ぶりのスタインウェイが置いてあり、これがまた素晴らしい音を出すピアノでした。

 約1時間くらい前に、仲間と3人で到着したころは、川村さんと加藤さんがリハーサルをしていました。何とジーンズ姿で裸足の川村さんが、そこにいました。川村さんのお住まいは、このすぐ近くとか・・・、あとでうかがったお話では、小学生の頃から天満敦子さんの演奏などを、聴きに来ていたそうです。
スタジオ サンメディア_a0039447_037562.jpg

 本日の曲目は、前回のウィーンにちなんだ曲を、さらに時代の新しい方から順に遡るような形になったとのお話で、
   1. シェーンベルク  フアンタジー 作品47
   2. シューマン ソナタ第2番 ニ短調 作品121
   3. ベートーベン ソナタ第9番 イ短調 「クロイツェル」 作品47
それにアンコールとして、クライスラーの3曲をサービスしていただきました。

 14:30開演し、まず加藤さんの曲目解説からスタートしました。これがまた、すごいお話でした。シェーンベルクと言われて尻込みするファンも多いけれど、決してそうではなくて、ウィーンとその時代や回りの音楽環境などを理解することにより、グーッと親しめる曲である事を知ってもらいたい、そんな意図でお話されたようでした。

 何とお話だけで、約40分間が過ぎました。出だしの音の運び方がマーラーに近いこと、マーラーの音楽だって最初はなかなか理解されなかったこと、その不評の音楽を聴いたシェーンベルク達の新鋭作曲家は、ゴツンとその衝撃を受け、夢中で作曲を始めたことなど・・・。また、最初のモティーフが曲の最後で出てくるときに、やや音程が下がっているのは、主役が年老いたことを示している、ほら、ワーグナーの指輪がそうでしょ!(おもむろに川村さんと共に音を出し始める・・・・)、やぁーーー、これは素晴らしい体験でした。私の友人達も、こんな解説本はどこにも無い、演奏家自身としての解釈も入ったすごい話だ、後でこんな話でもちきりになりました。

 今回はここで、なかなか演奏の感想を書くまでたどりつけなくて困るのですが、お二人の演奏は私の頭にすっかり焼きついたそのものでした。加藤さんのリードと、川村さんの音色がベストマッチングした演奏は、どこでも聞けるものではありません。シューマン、ベートーベンと続く演奏に、すっかり魅了されてしまいました。アンコールのクライスラー、これが本当に極めつけ・・・、どこまで聞き手の心をつかむ演出なのだろうか、そしてその実力!!。

 演奏が終わったのは、17時を大きくまわっていました。そこでティータイムのサービス。お茶とお菓子をいただきながら、川村さんと彼女のお母さんとお話するチャンスに恵まれました。加藤さんも私の名前を口にされたりして、本当に驚きました。川村さんが国費留学のため、これから一年間は逢えない寂しさも感じながら、今日一日の「出会い」に対して、本当に感謝しながらホールを後にして帰宅しました。加藤さん、あなたは本当にすごい人です。川村さんがいない間も、演奏会にかけつけますよ!!
スタジオ サンメディア_a0039447_0383544.jpg
スタジオ サンメディア_a0039447_0385245.jpg

//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
※当日のチケットです。
スタジオ サンメディア_a0039447_0411574.gif

by nanaviolin | 2002-09-08 15:00 | スタジオ・サンメディア